トキにたらい舟、金山など小さな島にはたくさんの観光スポットが点在しています。今回は、両津港を起点に島を一周できるルートでおすすめスポットをご紹介します。
「佐渡島」島というには広すぎる島
新潟からフェリーで渡った日本海に浮かぶ淡路島の1.5倍の大きさを誇る島で、景観が美しい大佐渡、佐渡島の中心地で穀倉地帯としても有名な国仲、郷土芸能が盛んな小佐渡とそれぞれの地区に特色がある島です。北部の大佐渡には標高1,172mの金北山、南部の小佐渡には標高645mの大地山がそびえていてトレッキングが盛んです。佐渡島の魅力に取りつかれたリピーターも多い観光地としても有名です。
「両津港」佐渡への玄関口は経済交通の中心地
佐渡最大の港で新潟からフェリーで訪れる際の玄関口となります。また、佐渡島の経済、交通の中心地で、繁華街もあることから多くの人でにぎわっています。周辺には、県内一大きい加茂湖があり、冬の味覚カキが獲れます。
「大野亀」一枚岩を彩る初夏の風景は絶景
島北部にある海にせり出した標高167mの一枚岩のことで、カンゾウが咲き乱れる初夏の風景とともに、人気のスポットです。
「尖閣湾」海上から見上げる世界一に匹敵する峡尖美
世界一美しい峡尖として有名なノルウェーのハルダンゲル峡尖にも勝るとも劣らないことから、その名を直訳して名付けられたといいます。一帯は、海中公園に指定されているので、船に乗り海上から高さ約30mの美しい峡尖を眺めることができます。また、水族館や資料館の併設されていて、尖閣湾近海の海水魚が展示されています。
「佐渡金山」約400年の歴史がある金山
国指定史跡の金採掘跡「宗太夫坑」や東洋一といわれている浮遊選鉱場、日本初の西洋式竪坑など日本の近代化に貢献した産業遺産群を巡ることができます。この金山は、江戸時代より約400年間創業し、時の幕府や政府の財政を支えたといわれています。
「玉堂窯元」佐渡に伝わる陶芸を体験できる窯元
佐渡独自の陶芸「無名異焼(むみょういやき)」が体験できる窯元で、自分でろくろをまわして作る本格的な陶芸を体験できます。作った陶芸品は、約1か月かけて焼き上げてくれて出来上がったら宅急便で送ってくれます。
「佐渡奉行所」江戸幕府の財政ともいえる金山を管理していた奉行所
江戸幕府の初めに建てられた佐渡金山を管理していたといわれる奉行所です。幾度の火事による焼失を経て近年当時の図面をもとに忠実に再建されました。
「たらい舟」岩礁の多い入り江で編み出された船に乗れる
もともとは岩礁が入り組んだ海岸でわかめやアワビなどをとるために考案されたもので、洗濯桶から改良を重ねて現在に至ったといわれ、「磯ねぎ漁」といわれています。現在は、観光としての乗船体験ができるところもあります。
「トキの森公園」国の天然記念物を間近で見られる公園
国の特別天然記念物に指定されているトキが間近で見られる施設で、時に関する資料館も併設しています。2015年8月現在で帰す350羽を超えるトキが確認されていて、約1/3が自然界で生息、残りも徐々に自然に帰す活動がおこなわれています。
佐渡島という小さな島にはたくさんの観光スポットがある
歴史上も江戸幕府の財政を支えたといわれる金山やトキを間近で見られる公園など1日ではとても回れないくらいたくさんのスポットがあります。移動時間も楽しめるアイテムをもっておすすめスポットに出かけてみてはいかがでしょうか。